deviceビジネスセミナーに参加していた卒業生を紹介します。(早稲田大学

三菱商事(2013年度入社)に就職が決まった松本英之さんです。


■deviceで得たもの
「危機感と希望」
まずは、自分ってこんなもんなんだと危機感を感じました。はじめてデバイスに赴き、話をしているだけで、「君は本当に何も知らずに生きてきたんだね」と言われている気がしました。ただ、危機感と同時に、まだこれだけ伸び白があるのだと嬉しく思ったのを覚えています。
インパクトのある言葉使い」
日本語の話せる中国人。多くの日本人留学生にとって脅威となる存在です。では、日本人の価値は、まずは日本語のインパクトを増すことです。伝わる日本語から、印象的な日本語へ。表現力は学生との会話では磨きにくく、講師の方々のフレーズをメモし、データ化し、印刷し、読み返し、自分のモノにしました。この表現力が今でも会話の中で生きていると思います
「意識の高い友人」
そして、なんといっても大切なのが、セミナーの友人です。自分の価値を意識している学生に囲まれている環境は楽しかった。帰国後も続く関係が築けたことが、貴重な財産となります。



■就職活動で感じたこと
「マニュアル本を読むと、落ちる」
どんな企業も採用は多くて100人。学年ごとに55万人の大学生がおり、本当の人気企業には2万から3万人の学生が殺到します。マニュアル本では受かりません。自分も一冊も読んでいません。
さらに、自分の感覚なのですが、マニュアル本を多読する、要するに自分の方法に自信が持てない人は、1社も受からないことが多いと感じます。自分で考えて就職活動に臨んでください。

「差別化の方向を間違えない」
自分が意識していたのは、「中途採用に負けない」でした。能力で勝る中途採用ではなく、わざわざ新卒を採るのは、中途採用にはない「爆発的な伸び・可能性」を感じられる場合のみです。
極端な話、偉そうな顔でTOEIC990、HSK11級なんて言っても、そんなの中途には腐るほどいるわけです。弁護士、会計士も余っています。
あくまでも意識するのは「こいつは伸びるな」と感じていただくこと。その1点のみを意識し、面接に臨みました。

「入社後、何をしたいのか明確に語れるように」
入社後からが勝負。そんなこと分かっていると思いますが、入社してから何をしたいのかが明確に語れないとまず採用されません。逆に、何をやりたいのかを明確にすると、こいつとならと思っていただけることも多いはずです。


■後輩へのアドバイス
何事も自分で考える癖をつけて下さい。ベストの方法は個々人で異なり、「こうすれば上手くいく」なんて、マニュアル化された方法論では何も得られません。
そして方法を考えたら、他人に向けてアウトプットして、批判を受けること。批判と修正を繰り返せば、確立された方法になるはずです。