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名前 遠藤亜衣さん
デバイス参加期間 2007年〜2010年
現在勤めている企業 上海白優装飾設計有限公司
A
私にとって「デバイスビジネスセミナー」とは厳しい父と過ごす様な場でした。
私は小さな頃、よく父に叱られて育ちました。しかし、上海に来てからは殆ど叱られない生活が続きました。
初めは「清々した。」「自由だ。」と感じておりました。
が、それが本当の自由ではない事もどこかで感じておりました。
「誰も叱ってくれない」これはとても怖い事です。
叱るにはパワーが必要です。時間も必要です。相手の事を考える心も必要です。叱れば相手から嫌われ、恨まれるかもしれません。
この事から大半の大人は、よほど相手に愛着が無い限り「こいつダメだな」と感じれば叱らずに捨てるでしょう。
その方が面倒も少なく済みます。しかしデバイスは「ダメな人間」を捨てません。
叱られる事がどれほど有り難い事か。私は「デバイスビジネスセミナー」で叱られる事の有り難さを痛感致しました。
Q
社会人生活はどうですか?
A
デザイン・内装の会社に入社しもうすぐ2年が過ぎようとしています。
全ての社会人生活に一番大切な事
それは
・気力
・体力
・精神力
だと感じております。
気力、精神力は父から、そしてデバイスから頂きましたので残る課題は体力です。
基礎知識などはデバイス生の時に身につけましたので困る事は有りません。
しかし、身につけていなければとても悲惨な、恥ずかしい結果になっていただろうという事は容易に想像することが出来ます。
Q
Sさんとの思い出、エピソードを教えて下さい。
A
私が一番印象に残っているSさんからの言葉。
それは「君、頭堅いね。」です。
きっと周囲の人間も感じていた事だと思います。私だけが気がついていなかった事。でも誰も教えてはくれませんでした。
Sさんは物事をハッキリと仰られます。この事は時に人を傷つけるかもしれません。
でもそんなに簡単に傷つき、落ち込むだけの人間は社会に出ても「人材」にはなれないと感じます。
私はSさんに私の短所をハッキリと仰って頂いた事を感謝しております。
第一回 完
次回は「上海留学の怖さ」そして「留学を成功させる為の秘訣」を書いて参ります。
せっかくお金と時間を使うのですから少しでも多くの方に有意義な留学生活を送って頂きたいと願っております。